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健康と食事

「赤紫蘇ジュース」さっぱりとした爽やかな味わいで夏バテ防止とダイエット効果

6月になると出回る赤紫蘇。赤紫蘇は、昔から様々な薬効が知られ、食用または漢方薬として用いられており、様々な栄養価の高い成分、ビタミンB1・B2・C・Eや、鉄分、カルシウムなどが含まれています。その中でも、特に注目したい成分はα-リノレン酸です。α-リノレン酸は、不飽和脂肪酸の一種で、このα-リノレン酸は、体内で、EPA・DHAに変換される働きがあります。体内で合成されるものではなく、食事によって摂取しなければならない必須の脂肪酸なのです。その栄養価の高い赤紫蘇を使用して作られる赤紫蘇ジュースは、アントシアニンが豊富で、疲れ目や視力の向上アレルギー予防効果や、美肌、整腸、疲労回復、食欲増進、ダイエットなど様々な効能があると言われています。疲労回復力に優れ、解毒効果も高く、食欲促進の効果があり、夏バテ防止にピッタリの赤紫蘇ジュース。さらに嬉しいことに美味しく飲みながら、ダイエット効果が優れているとあらば、これはもう作らない訳にはいきませ。それでは早速「自家製赤紫蘇ジュース」のレシピを紹介していきましょう。

赤紫蘇ジュースの様々な効能

【アレルギー予防
花粉症やアトピー、ぜんそくなどアレルギー性疾患は、白血球中のTNF(腫瘍壊死因子)が増加することが原因の1つとされています。紫蘇油に含まれる α-リノレン酸にはこのTNFの増加を抑制する作用があり、毎日続けて飲用することでアレルギー体質の改善に役立ちます。 また、紫蘇に含まれるルテオリンという成分がヒスタミンの発生を抑制し、アレルギー症状を緩和すると言われております。

血液サラサラ効果】
紫蘇は、血液の凝固を抑える働きがある抗凝固野菜の代表の1つといわれており、肉や油の多い食事を摂る方には特にお勧めです。

【腸整・食欲効果】
胃がもたれて食欲がない、という方には漢方で紫蘇を処方することがあります。紫蘇の強力な防腐と解毒作用、胃液の分泌と消化吸収を助ける作用、さらに胃腸の蠕動(ぜんどう)運動をサポート作用が腸整作用に有効に働きます。

【疲労回復効果】
ストレス等にて疲れて元気が出ない、という方に 現代人は紫蘇の効果が徐々に体内のバランス整え、元気を回復してくれます。

【風邪予防効果】
紫蘇の持つ発汗作用、去痰作用、解熱作用などが体をサポートしてくれます。夏風邪を引きやすい方は是非試してみてください。

【ダイエット効果】
紫蘇に含まれるロズマリン酸にはダイエット効果があります。炭水化物は小腸で、ブドウ糖へと分解され、体内に吸収されるのですが、炭水化物の取り過ぎは血中に入ったブドウ糖が中性脂肪へと変化し、糖尿病などの生活習慣病や、肥満を招きます。これを防ぐのが、シソに含まれるロズマリン酸です。ロズマリン酸は、麦芽糖を分解する酵素、マルターゼを阻止、ブドウ糖に分解させない働きがあり、シソ(ロズマリン酸)を取る事により血中に過剰な糖が溢れず、血糖値の上昇が抑えら、長期に渡って摂取すれば、食事制限をしなくても、低炭水化物ダイエットと同じ効果が得られる可能性があると言われています。

【美肌効果】
紫蘇には強力な殺菌、制菌、解毒作用があると言われており、美肌を邪魔する雑菌をカットし、老化による”かさつき”を防いでくれます。ニキビでお悩みの方にもお勧めです。

まずは赤紫蘇をスーパーなどで1袋購入していただき、茎から葉の部分だけを取り、計量すると赤紫蘇200g位になります。赤紫蘇の葉を、ボウルで水にさらし良く洗い、水切りをしておきます。では、用意する材料を紹介しましょう。

自家製赤紫蘇ジュースの作り方

材料

  • 赤紫蘇(葉の部分のみで200g)
  • 水1.5L
  • グラニュー糖200g
  • レモン果汁50cc
  • 白ワインビネガー100cc

※赤紫蘇に対して、砂糖またはグラニュー糖は同量ですが、飲み口は甘過ぎることなくさっぱりとしています。

鍋に水を入れ、沸騰したところで赤紫蘇を加えます。菜箸で湯の中に潜らせ、7分~8分ほど煮立てます。灰汁取りも忘れずに行います。

煮立てたら一度ザルに空け、赤紫蘇を取り除き、鍋に赤紫蘇エキスのみ残します。そこへ、グラニュー糖を溶かし入れ混ぜ合わせます。(※赤紫蘇再利用方法:残った赤紫蘇は塩で揉みほぐし、天日干ししてからフードプロセッサーで細かくすれば赤紫蘇ふりかけにすることも可能です)

レモン果汁を加えると色が鮮やかなピンク色になります。

多くの方が、赤紫蘇ジュースに米酢などを使用する中、白ワインビネガーを使ってみることもオススメします。ワインビネガーは、ワインと同じ葡萄を主原料に使うので、アミノ酸は少ないのですが、酒石酸をたくさん含んでいます。酒石酸には整腸作用があることが知られており、白ワインビネガーは殺菌作用もあるため、夏の料理にピッタリの葡萄酢となります。独特の香りもあるため、赤紫蘇ジュースでノンアルコールなのにも関わらず、一瞬ワインを飲んでる気分になれます。完成した赤紫蘇ジュースは、煮沸消毒した瓶に入れ、冷蔵庫内で保存してください。

「自家製赤紫蘇ジュース」

甘み抑え目で白ワインビネガーでさっぱりとした後味、夏の健康飲料として、とても爽やかなジュースです。炭酸水で割ってみるとシュワシュワ感も楽しめ、ノンアルコールのスパークリングワインを飲んでいるかのような雰囲気です。鮮やかなピンクの色合いもミントが映えて可愛らしいですね。個人的には割らずにストレートで氷で近々に冷やしフルートグラスでお洒落に楽しむのがお勧めです。

記事転載:WEBマガジンlade https://lade.jp/

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