”神の手”と称される鍼灸整体師・治療家”大口貴弘”が生まれるまで
世界各国からの熱烈なオファーがあり世界中のセレブリティたちに鍼灸師・治療家として施術を施し”神の手”を持つ大口貴弘先生。ご両親共に理容師資格を持たれ、母親は理容・美容師に加えあん摩マッサージ師としての資格者であり、歳の離れたご兄姉も鍼灸師だったこともあり、生まれ育った環境には「あん摩マッサージ」や「鍼灸治療」といった治療現場の世界が常に身近にあったことや、義兄の医師から様々な英才教育を受けたこともあり、自然と将来の道筋は決まっていき「鍼灸師」の道へ。まだ若干33歳という年齢ながらに、その実力を買われ人づたいで活躍の場は国内外に及び、国内のTV番組で2020年7月放送の「アナザースカイ」でエイベックスの元CEO(現在はエイベックス株式会社代表取締役会長)の松浦勝人さんの専属鍼灸師として取り上げられたことをキッカケにオファーの数は殺到し予約待ちの状態が続き一躍時の人に。今や国内での大口先生の施術基準は30分10万円というが、治らないと諦めていた症状や長年の痛みから解放されるのでれば決して高くはないのではないだろうか。
大口貴弘鍼灸整体師プロフィール
1990年東京出身。帝京平成大学鍼灸学科卒業。ハワイ大学医学部で、数多くの人体解剖実習を経験し修了。10歳の頃から整形外科医の義兄の下で鍼灸整体術を学び、高校入学と共に実兄のもとでトリガーポイント、経路治療をベースにした鍼灸+カイロの技術を身につける。海外での出張施術も積極的に行っており、フランス、シンガポール、ベトナム、タイ、インドネシア、台湾、中国、韓国、グアム、ハワイなど世界各地を毎月訪問。各国の著名人や大富豪、王族などの治療にあたり、今年はFIFAワールドカップのSAMURAI BLUEの日本代表選手や、WBC侍ジャパンの体調不良選手の治療も担当。
日本一の門下生を誇り短時間で高い効果が出せる”大口式”施術
治療家として鍼灸師と整体師の二つの顔を持ち、独自で開発した治療法を「大口式」施術と定め、基礎コースは「小顔矯正」、「美容整体」、「鍼技術」と三つのテーマで成り立っている。一般社団法人の「大口式ボディテック整体協会」がセミナーを開講し「G7」と呼ばれる大口先生の直属の弟子たちが講師を務め「大口式」の技術と知識を医療従事者やエステティシャン等、美容や健康に関わり治療家を目指す人々に伝えている。わずか5分の施術でも高い結果を出すことで話題となり、その技術を学ぼうと全国から多くの生徒が集まり、既に門下生は5,000人にも及ぶ。通常、セミナーや講座等は写真や動画撮影などを禁じていることが多いが、この「大口式」のセミナーではその禁止事項がないため、生徒たちはその日学んだ技術を記録としても持ち帰り、写真や動画から何度も学び返すことができるのだという。一朝一夕にしてできるものではない学びの世界であるだけに、人の身体に触れ”真の治療家”を目指し治療に臨むためには、こうした学びの場は貴重な宝といえるだろう。
会員制クリニックの新たな試み「人生を4分の1」取り戻す
世界最先端のエイジングケアと再生医療の知見を集約した完全会員制クリニック「CLINIC 9ru クリニック・クリュ(ザ・ペニンシュラ東京ホテル内4階)」。ここでは「老化を治療し、未来をケアする」をコンセプトに最新美容医療を提供しているクリニックの「再生医療」と鍼灸整体師”大口貴弘”の「東洋医学」を駆使した「鍼治療」を掛け合わせた新たな取り組みとして、「健康年齢と見た目年齢を25%(4分の1)若返らせる」ことを目指す完全紹介制のスペシャルメニューの開発に乗り出している。会員制のクリニックで紹介制でのみ提供する今までにない最新のエイジングケアとは一体どのような施術となるのか。そのほんの一例となる施術内容を大口先生にお尋ねしてみよう。
”東洋医学”に”再生医療”を掛け合わせた最新施術とは?
---クリニック9ruと取り組む新しい施術とはどのようなものですか?
大口先生:東洋医学の鍼治療を施術した後に「クリニック9ru」で取り扱う最先端の再生医療「ヒト幹細胞培養上清液」を経絡に沿って注入することにより、効果を倍増させるという全く新しい取り組みとなります。
ーーー今回のスペシャルメニューでは頭皮への鍼治療と聞きましたが?
大口先生:そもそも鍼治療とは、全身に点在するツボ(経穴)を鍼で刺激し、その仕組みを利用して自律神経活動を変化させ、血管の調節や臓器の働きを良くすることで、血圧の調節、ホルモンバランスの調整、免疫系を活性化させ、身体の不調を改善させていく東洋医学の治療法の一つです。ストレスや加齢によって古くなり錆びついた筋肉や筋膜は固まってしまい、特に加齢や重力等で下がってしまう頭の筋肉は脳に一番近いところでもあるため、様々なトラブルに発展しないよう血流を良くすることが大切です。そこで行う頭皮への鍼治療では、脳神経細胞が活性化され、脳内ホルモン(ドーパミン・セロトニン・エンドルフィン・成長ホルモンなど)の正常な分泌を促進させる効果が期待でき、頭痛、円形脱毛症、白髪、ノイローゼ、めまい、耳鳴り、難聴、メニエール症候群、三叉神経痛、顔面神経痛(顔面神経麻痺)、脳血管障害、パーキンソン病、認知症、てんかん、注意欠陥多動性症候群(ADHD)、知能発育不全、気管支喘息、高・低血圧、胃痛、過敏性腸症候群、多発性神経炎、遺尿、腰背痛、神経痛、皮膚炎、PMS(月経前症候群)、月経不順、機能性子宮出血、インポテンツ(ED)など非常に多様な疾病や症状に有効とされています。
ーーー鍼治療に再生医療を取り入れようと思われたのはなぜですか?
大口先生:鍼治療に掛け合わせて再生医療の「ヒト幹細胞培養上清液」を打つことで、鍼治療で経絡ルートを作り、神経伝達物質である「ヒト幹細胞培養上清液」が経絡に乗りレセプターがキャッチする。これらはエイジングケアや未病だけでなく、鬱病や糖尿病にも大いに効果が得られるでしょう。鬱病は電気信号のバランスが悪くなると起きやすいと考えるので、鍼治療により経絡ルートを作ることで、まず首から上の電気信号の流れを整え、脳と信号が繋がり、脳が治そうと意識をするようになります。私はこの組み合わせは確実に修復を早める効果が期待できると思います。
自然治癒力を高めるために”腸活”で免疫向上
ーーー自身で免疫を高めるために気軽に取り組める方法があれば教えてください
大口先生:身体の気の流れを整えることで自然治癒力を高める効果がある鍼灸を行うことは、”免疫力”を高めるために重要な役割を果たしますが、誰もが気軽に毎日取り組める免疫向上法として、私は”腸活”に注目しており、植物性乳酸菌の摂取をお勧めしています。それは、免疫系の働きを活性化させることにつながるからです。鍼灸の施術において、中脘(ちゅうかん)や天枢(てんすう)のツボを押すことで胃腸の働きを整えることができ、胃腸が正常に機能することで、植物性乳酸菌を含む食物からの栄養吸収が促進され、”免疫力”を高めるための相乗効果が得られます。植物性乳酸菌は、腸内環境を整えることで”免疫力”を高める効果があり、腸内に存在する善玉菌を増やして悪玉菌を減らし、免疫細胞の働きを活性化させることができます。また、植物性乳酸菌は、免疫系の調節に重要な役割を果たす短鎖脂肪酸を生成することが知られており、これによって”免疫力”を高めることができます。鍼灸と植物性乳酸菌は、それぞれが異なるアプローチで”免疫力”を高めることができ、相互に補完的な役割を果たしてくれています。ストレスや不規則な生活習慣など、免疫力を低下させる要因に対しても、鍼灸と植物性乳酸菌はとても有効的です。”免疫力”を高めるために、鍼灸と植物性乳酸菌の両方を取り入れることが望ましいと考えます。私は海外への出張も多いため、いつでも気軽に摂取できる植物性乳酸生菌のサプリメントを摂るようにしています。動物性の乳酸菌は熱や酸に弱く、そもそも滅菌されているため、生きた植物性乳酸菌を腸に届けるためには、生の乳酸菌、いわゆる”植物性乳酸生菌”を摂ることが望ましいでしょう。
世界中に感動の渦を巻き起こしたWBCの裏舞台で活躍する”神の手”
まるで映画のクライマックスのように最高にドラマチックな結末を迎え、世界中に感動の渦を巻き起こした今回の「WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)」の裏舞台では、やはり”神の手”大口先生の細やかな治療でのサポートが行き届いていた。惜しくも日韓戦の最中に右手を負傷してしまった源田壮亮選手をはじめ、一部の選手の治療やボディメンテナスにあたっていたという。今回の取材の最後に大口先生にその話題に触れてみると「源田選手がプレーをしている姿を観ていたら胸が熱くなってしまいましたよ」と嬉しそうにこの日一番の笑みを見せ語ってくれた。決勝戦を終え凱旋帰国の後に真っ先に金メダルを抱えて会いに来てくれた時の喜びの様子を大口先生本人の公式Instagramでもアップしている。野球に限らず、サッカーや格闘技、オリンピックなどのプロのアスリートたちからのオファーは絶えず、表舞台で活躍する選手たちのために、裏方で超人的サポーターとして裏舞台の中心に立ち、誰もが求める”神の手”は今日も世界中のどこかで誰かを治し癒していることだろう。
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